ゆきデンタルクリニック

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メディカルハーブで心身ともに美しく

〜aroma aroma 香りの学校セミナーハウスの庭から〜

aroma aroma 香りの学校校長

日本メディカルハーブ協会認定シニアハーバルセラピスト

竹中栄子先生



2012年からクリニックで開催している健康イベントも今年で8年目。

今年からイベント名が「ナチュラルクラス」とリニューアル。引き続き、みなさんの暮らしに取り入れて欲しいさまざまな健康の知恵をお届けしていきます。

さて、「ナチュラルクラス」の第一回目の教室を担当していただいたのは、佐賀市富士町に昨年7月に開校した「aroma aroma 香りの学校」の校長を務める、竹中栄子先生です。

竹中先生は以前もハーブやアロマに関する教室を開いていただきましたが、今回はメディカルハーブの世界では難関のシニアハーバルセラピストの資格を取得されたばかりのタイミング。新しい知識も交えながら、メディカルハーブで心身ともに美しく暮らせるコツを教えていただきました。



まずは、なぜ植物が香り成分をもっているかということや、アロマとハーブの違いなどを学びます。

ご存知のように植物は、水を吸い上げ、太陽の光エネルギーと二酸化炭素から光合成をすることで酸素を作っています。また、それと同時に糖も作っているのです。光エネルギーは植物にとって大切な要素ですが、根っこを張って生きている以上、必要以上の強い日差しにさらされたとしても日陰に移動したりできません。そこで光合成と一緒に生産した糖をもう一度使って、たくさんの日光に当たっても大丈夫なように抗酸化物質を生成しているのです。



一方、植物はおしべの花粉をめしべに運んでもらうために虫をおびき寄せる、女性ホルモンのような働きも持っています。そうした香り成分を分解していくと、炭素と水素のようなものがくっついた“骨格”に行き当たります。その骨格は成分によって2つや、3つで1つのグループを形成していて、不思議なことに2つで対になったものは消毒ができたり、血管を開いて眠りをよくする効果などがあり、3つセットとなったものだと炎症を治したりという薬効があるのです。

それが4つ組み合わさったものまでが香り成分となり、6つや8つがくっついたものがハーブの色素となっているのだそう。人参のオレンジ色のカロテンなどがこれにあたります。この色素は精油と同じ化合物が多く含まれているそうです。

「薬がない時代、人は頭が痛いときはどうしていたと思いますか? そんなときはお年寄りなどが、あそこの葉っぱを煎じて飲まんね、とか勧めていたんです。そんな葉っぱの一つが西洋白柳。それを飲むとなんとなく痛みが和らいだ気になるんです。その葉っぱをどうやって見つけたかといえば、AとBを飲み比べて、よく効いた方と次はCを比べて…というような経験を積み重ねて、それを口伝えしてきました。やがて科学が発達し、電子顕微鏡でその葉っぱを調べてみると、解熱鎮痛効果がある成分が含まれていることが分かるんです。その成分を取り出し、合成して薬にしたのがバファリンです」



実は竹中先生の家は武雄で薬局を営んでいます。ですが、合成した薬は体にとってはどうしても異物。先生自身もできればあまり体に入れたくないとおっしゃいます。もちろん、飲むべき薬は飲んでいただきたいたいのですが、病気じゃないとき、ちょっと体調がすぐれないときなどは、ハーブティーを飲むことで十分補えるといいます。実際、竹中先生は高血圧気味だそうですが、寒さで血管が収縮する冬場以外は、食事に気をつけたりハーブティーを飲むことで基準値におさまっているのだとか。

さて、座学を学んだあとはお楽しみ、ハーブティーの試飲です。今日は全部で4つのメディカルハーブティーを用意してもらいました。教室いっぱいにほのかに甘い香りが漂っています。



最初に提供されたのは、“万能薬&美白マルベリー”。マルベリーとは桑の葉のこと。ただ、通常のドラッグストアなどで桑の葉茶を買うと雑穀もブレンドされていることが多いので注意が必要です。

「マルベリーはとてもお利口なハーブティー。お腹が空いたとき、いきなりご飯から食べると血液中の糖が急上昇するので、野菜から食べましょうという知識は聞いたことありますよね? ご飯は多糖類と呼ぶようにたくさんの糖がくっついてできていて、それを消化酵素がバラバラに分解するから血液中にすっーと吸収されてしまうんです。マルベリーが“魔法のお茶”と呼ばれるのは、消化酵素が動きにくくなるような仕組みを持っているからなんです。だから血糖値が高い人はぜひ食前にマルベリーを飲んでください」

ほかにも、貧血の人にうれしい鉄分や、不足しがちな亜鉛も含まれているなどいいことづくめ。飲みやすく、和食にもあうので食中茶としてもおすすめです。



続いては、“脳の若返りギンコウ”です。

ギンコウは(全身の血流ではなく)脳の血流のみを良くしてくれる働きがあり、それは記憶を司る海馬にも働きかけるといいます。人の記憶に関係が深いということは、受験生には嬉しいお茶。昨年末、シニアハーバルセラピストの試験前もこのギンコウを飲みながら猛勉強をして、見事難関試験を突破したんだそう。

「もっと若い時は全然美味しいと思わなかったんですが、試験勉強中はすごく美味しく感じたんですよね。人は体が欲するものを美味しく感じるといいますが、脳を活性化させる成分が必要な年になったんだなあ、実感しましたね」と明るく笑う竹中先生。

「ギンコウは日本語でいうとイチョウ。だからといって裏の神社のイチョウの葉っぱを拾って飲んだらダメですよ。銀杏にかぶれる人がいるように、イチョウに含まれるギンコウ酸は体には有毒。天然だから100%安心というわけではありません。だからきちんと薬局で売っているものを買ってくださいね」



さて、次は“更年期よさよならレッドクローバー”です。

四つ葉のクローバー探しでも馴染みのあるシロツメグサの仲間、紫ツメクサがレッドクローバーになります。この草には女性ホルモンのエストロゲンと同じような成分が入っていて、ホルモンのバランスを整えてくれます。竹中先生は更年期と意識するものはなかったそうですが、娘さんが重度の生理痛に悩まされていたそうです。そこでレッドクローバーを積極的に飲ませたところ、1ヶ月ほどで楽になったのだとか。今回の教室では、ことあるごとに「自分の体で実験しているので」と冗談っぽく話されていましたが、座学だけでなく、実際に自分で試して納得がいったものしか紹介しないという信念も感じました。

そして最後のハーブティーが“超美白ブレンド(細胞レベルで美しく)”です。

これは綺麗な赤色が抽出されており、“ハーブティー”と言われて思い浮かべる鮮やかな色味です。夏場などはガラスのグラスに注いで氷を浮かべて出すと、なんとも涼しげに。

このお茶には、赤い色味のハイビスカスのほか、リラックス効果のある菩提樹の葉っぱ(リンデン)、体を温めてくれるエルダーフラワー、血液を浄化させるネトルなど、7種類ものハーブがブレンドされています。ハーブの世界では1つの品種を単体で使うより、2つ3つを一緒に摂るほうが相乗効果も生まれるといいます。香りにしても、1+1=2ではなく、それぞれの特徴が調和した3つ目、4つ目の香りが生まれてきます。



教室の後半では参加者からの質問に答える時間も設けてありました。

それをいくつかここでもご紹介します。

Q「ハーブを飲みすぎたらよくないですか?」

A「医薬品は決められた分量を守らないといけませんが、ハーブティーはお茶感覚でじゃぶじゃぶ飲んでも構いません。1日腹一杯飲んだととしても、せいぜい2リットル程度でしょうから」

Q「妊娠中の人はレッドクローバーは飲まない方がよいですか?」

A「そうですね。このハーブは子宮を収縮させるような成分が入っているので、避けたほうが無難ですね」

Q「ハーブティーにはカフェインは含まれていないんですか?」

A「カフェインを含んだハーブは、マテ茶だけです。それ以外はノンカフェインですから、妊婦さんや赤ちゃん、お年寄りまで幅広く飲んでいただけます」

Q「薬との飲み合わせで気をつけた方がいいハーブはありますか?」

A「セントジョーンズワートというハーブがあって、それはサンシャインサプリメントと呼ばれるように、落ち込んだとき、気持ちが前向きになるハーブティーなんですよね。これは肝臓の漉す濾す力を高めるので、薬が効かなくなったりもするので避けたほうがいいですね」

Q「佐賀のお土産として武雄のレモングラスティーを買い求めたりするんですが、レモングラスはどういう効能がありますか?」

A「心を鎮静させるリラックスティーですね。ハーブは同じ品種でも国産や海外もの、そして育った土壌によっても全然味わいが違うんです。武雄のレモングラスは私も美味しいなと思います」

Q「ハーブにも旬がありますか?」

A「基本的には年間飲めるように乾燥させるのですが、フレッシュハーブはまた違った風味や香りが楽しめます。武雄のレモングラスは10月に収穫されますが、それを飲んだらなんて美味しいんだろうと感動しますね」



約2時間、ハーブティーを飲みながら楽しく学んできた今回の教室。

竹中先生はハーブの魅力をこのようにまとめてくれました。

「貧血の予防として飲まれるネトルというハーブがあるんです。通常、鉄分というのはそれ単体では体に吸収されないのでレモン水などビタミン入りの水と一緒に飲んだりするんです。でもハーブってビタミンCも入っているし、葉酸という神経の伝達物質も豊富だし、抗酸化物質のクロロフィルなんかも入っています。合成の医薬品は単一の成分だけですが、ハーブはいろんなところから体にアプローチしてくれる万能選手。医薬品も優れた部分はありますが、それだけに頼らず、ちょっと体調が悪いなというときはメディカルハーブのことを思い出してみてください」

最後に当院のゆき先生からの挨拶です。

「今日、先生から教えていただいた、アロマやハーブ、フラワーエッセンスといった植物療法ですが、これに助けられている人や、体調管理に使っている人もたくさんいますし、ドクターでもそういうのを使っている人も多いです。先生は薬効とは言えないとおっしゃっていましたが、国によってルールは違うため、日本ではそういう表記をしてはいけないだけで、ヨーロッパでは医療にも使われています。ハーブといえば日本では楽しく癒されるものという雰囲気ですが、体調管理にも使えるものなので、合成の薬よりも自分で養生する方法として、ぜひ楽しみながら使って欲しいですね」


aroma aroma 香りの学校セミナーハウス

住所:佐賀市富士町下合瀬330-36(桜台)

TEL:090-9480-9318(竹中)

http://aroma22.com

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